ジャーナリングを始めるにあたって最初につまづきやすいステップは、
テーマを選びであるといっても過言ではありません。
「何を書けばいいんだろう」
これを最初に思わなかった人、いないんじゃないでしょうか?
ジャーナリングにふさわしいテーマというものがあるのでしょうか。
テーマ選びを間違えると失敗してしまうのでしょうか?
安心してください、ジャーナリングのテーマは自由であり、 テーマ選びが原因で失敗することはありません。
この記事では、ノート歴20年、黙々と自分と対話を続けてきたフリーライター、きりなからいらがジャーナリングのテーマ選びについて、テーマ例と合わせて解説します。
Contents
1.テーマ選びに失敗はない
結論から言うと、「テーマはなんでもいい」のです。
決していい加減に言っているのではありません。
大事なのはテーマそのものではなく、
・あなたが何を感じたか、
・あなたの感情がどのように動いたか
なのです。
だから、テーマ選びに失敗はありません。
とはいえ「何でも書いていい」と言われてすぐに書き始めるのは難しいですよね。
続いて、テーマの選び方について見てみましょう。
2.テーマの選び方
2.1 自分の好きなものをテーマにする
自分の好きなものをテーマにすることは、ジャーナリング初心者の人に最もおすすめです。
とにかく書き始めがとてもスムーズにいきます。
例えばあなたの好きなドラマやアニメ、映画、舞台などについて、
- どんなところがエモかったか
- 誰の演技が良かったか
- どこの音楽の入り方がよかったか
など、思い出したらいくらでも書けるのではないでしょうか?
好きなものをテーマに選ぶと、あなたの心が「これ好き!」と動いた瞬間をノートに書くことができます。
テーマの例)
- 好きな漫画のシーン
- 好きなカフェ
- 恋人の好きなところ
- 好きなブランド
- 大好きなペット
2.2 興味のあるキーワードをテーマにする
自分の興味のあるキーワードをテーマに選ぶと、
「もっと知りたい!」
という気持ちから、
「ここが気になる」とあなたの心がうずうずするポイントを書き出すことができます。
例えばある日雑誌で見かけた「まげわっぱのお弁当箱」が気になったとします。
私であれば、
・まげわっぱのお弁当って温かみがあっていいよね
・今でも作られているのかな?
・普通に洗って大丈夫なのかな?
・手作りお弁当に、手作りのお弁当箱でピクニックとかいいなぁ
というふうに、
疑問や自分の幸せなイメージが書き出せます。
興味・関心は、最近気になったものでも昔からずっと気になったものでも、どちらでも大丈夫です。
興味のあるキーワードが、あなたの「感情の琴線」を見つけるヒントになります。
テーマの例)
- 気になる新商品
- 挑戦してみたいヘアスタイル
- 勉強してみたいこと
- 気になっている本
- 買いかえたいもの
2.3 日常生活で起こったことをテーマにする
ジャーナリングを習慣化したい人に一番おすすめなのが、日常生活で起こったことをテーマにすることです。
いつも通りの一日だったとしても、
「いつも通りだったことをどう感じたか」
というポイントに着目すると、
・いつも通りで安心したのか、
・いつも通りでうんざりしたのか、
自分の心の動きに気が付くことができます。
自分の心の動きに着目することが大切なので、テーマ自体を
「今日感情が動いたこと」
と設定するのも効果的です。
テーマ選びにプレッシャーを感じる必要が無いので、ジャーナリングを習慣化しやすいテーマになります。
テーマの例)
- 今日のごはん
- どんな一日だったか(夜におすすめ)
- どんな一日にしたいか(朝におすすめ)
- 今日のファッション
- 今日できたこと
- うれしかったこと
- イラっとしたこと
- 感情が動いたこと(毎日の固定テーマにおすすめ)
2.4 自分のジャーナリングで出てきたキーワードをテーマにする
何回かジャーナリングを進めていくと、
「もっとこれについて書きたいな」
と思えるキーワードに出会うことがあります。
そんなキーワードを見つけたら、次のジャーナリングのテーマに選びましょう。
書きたいな、というテーマを見つけたときは、ノートの端っこやスマホにメモをしておくと忘れません。
3.テーマはいつも違う方がいいのか?
3.1 基本的にはその時浮かんだものを書く
基本的にはその時頭に浮かんだことをテーマにすればOK。
テーマは毎回違っていてもよいですが、方向性が決まっていると習慣化しやすいです。
例えば朝は「今日やりたいこと」や「一日をどんな日にしたいか」など。
夜なら「今日、感情が動いたこと」「今日気になったこと」などです。
毎回テーマを考えるのが面倒だったり、心を安定させる目的でジャーナリングを行なう人は、
「心が動いたこと」
という本質的なテーマを選ぶとよいでしょう。
4.2 テーマはかぶっちゃってもいい?
テーマはかぶってもOKです!
書いた日が違えば、心の動きも変わります。
同じテーマを選んだら、日々の心の変化を観察してみると新しい発見につながります。
もし感じ方が変わっていなかったとしたら、それはあなたにとって大切なものである、もしくはあなたの芯になっていることになります。
心の動きを観察して、変化するもの、しないものを見つけてみてください。
まとめ
人によって、書きやすいテーマ、書きにくいテーマがあると思います。
書きやすいテーマは複数回書いてもOKだし、あえて書きにくいテーマに挑戦してみるのも自分の新しい側面を引き出すきっかけになります。
「テーマが浮かばない」というテーマでジャーナリングしても面白いですよ!
テーマ選びに失敗はないので、うまくテーマを選べない!と苦しまなくて大丈夫です。
「今度はどんな自分を見つけられるだろう?」
とワクワクする気持ちでジャーナリングに取り組めるといいですよね。
この記事を読んだけど、どうしてもテーマが思いつかない!というあなたにはこちらの記事がおすすめです。